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エントリーリスト・リザルト

キッズトレイルランレースが初登場!
じゃんけん大会でも盛り上がる

 梅雨に入る前の6月上旬、今年も会津磐梯山ウルトラマラソンが開催された。今回で4回目となる大会は、猪苗代町、磐梯町、北塩原村の3町村にまたがる磐梯山に見守られながら、猪苗代湖畔や田園風景の中を走る風光明媚なコースが特徴。昭和の森近隣山腹の土砂崩れのため、昭和の森から折り返しになったのと、44kmスタート地点の変更、2つの関門場所の移動と若干の変更点はあったが、ハードながらも気持ちのよいコースは例年通り。昨年に比べ、参加人数も増え、会場には多くのランナーが集まった。
 レース前日の6月7日には、初めてキッズトレイルランレースも開催された。レースは小学校1~4年生年対象の1kmコースと、このコースを2周走る5・6年生対象の2kmコースがあり、元気いっぱいのキッズたちが会場に集結。スタート後、すぐに林道に入り、猪苗代城址をぐるりと回ってスタート地点に戻ってくるというコースは、アップダウンが続く、なかなかの本格トレイルだ。
 今回、5・6年生の部でチャンピオンとなったのは、陸上部に所属しているという神田千尋選手。3・4年生の部では眞舩優孝選手、1・2年生の部では、途中、ころびながらも男子をぶっちぎった六角みのり選手がそれぞれ優勝した。
 レースの後は会津の名産品がもらえるじゃんけん大会も開催。キッズランナーの家族も一緒になって、こちらも大いに盛り上がった。

名峰磐梯山に見守られながら
ゴール目指して走る!

 翌6月8日。猪苗代町スタートの100km部門、北塩原村スタートの65km部門、磐梯町スタートの44km部門のレースが開催された。
 当日、100km部門のスタート地点であるカメリーナ周辺は、ひんやりとした空気に包まれながらも、ランナーの熱気であふれていた。この100km部門の注目は、現在、3連覇中の正岡隼選手が4連覇達成になるかどうか。5時にスタートし、まずは田園地帯を走る。ハイライトのひとつは、磐梯吾妻レークラインと磐梯山ゴールドラインをつなぐコースだ。長い上りに長い下りが続く厳しいコースだが、山頂付近にまだ雪が残る磐梯山に猪苗代湖の美しい風景がランナーの心を癒してくれる。
 65km部門のスタート地点は休暇村多目的広場。昨年より2時間早い7時スタートとなった。
 44km部門のスタート地点は、昨年と変わって旧オープス磐梯に。100km部門とは異なり、どこかのんびりとした空気が漂う。この44km部門がスタートしたことで、その後は3部門のランナーが混在して走ることになる。
 各エイドでは地元産の名産品がランナーをもてなしてくれ、これが大きな力になる。エイドで補給して、あとはゴール目指して走るのみだ。

優勝は正岡隼選手
みごと4冠達成!

 100kmの部トップで入ってきたのは、やはりこの人だった。正岡隼選手、みごと4冠達成。終始、力強い走りを見せていたが、じつはハムストリングを痛め、大会数日前は練習ができないほどだったという。3~40km付近が足が痛くて一番きつかったというが、2位に27分差をつけて、独走態勢でゴールに飛び込んできたのはさすが。昨年に引き続き2位に入ったのは、トップを追わないで自分のぺースで走ったという西原隆之選手。3位には福岡県から来た東勇樹選手が入った。一方、女子1位は、総合でも11位と健闘した加藤志織選手が入った。
 65kmの部は昨年に引き続き、渡邊晋史選手が優勝。今年からスタート時間が2時間早まったことも奏して、涼しくて走りやすかったそう。2位には「1位は遠かった。レベルが違う」とやや悔しそうに話してくれた昨年も2位だった柳田尚皓選手が、3位には昨年の40kmの部優勝の大寺真史選手が、女子の1位は終始、トップをキープしていた山田博美選手が入った。
 44kmの部優勝の荒川了紀選手は、2位に入った手嶋真紀選手と競いつつ、最後の上りでギアを入れて振り切った。3位に入った早川康平選手は来年は65kmを走り、その次は100kmと抱負を語ってくれた。女子1位は総合13位に入った鈴木留美選手が入った。
 100kmエキデンは「出会いに感謝feat.ニキ」チームが優勝。北海道で知り合ったというメンバーのうち、2人は札幌から参加。優勝を狙っていたというだけに、皆、満足そうな表情が印象的だった。
 数あるウルトラマラソンの中でも、その高低差から難易度が高いといわれるが、自然豊かで地元愛あふれるレースはリピーターも多く、第1回から参加しているというランナーも少なくない。来年もまた、会津磐梯山の麓で会えることを楽しみにしている。

取材・文/高橋寿子

【第4回会津磐梯山ウルトラマラソン100kmの部リザルト】
男子 女子
総合順位 レース
No
氏名 総合記録 総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

240 正岡 隼 7:22:47 1

6 加藤 志織 9:21:17
2

1 西原 隆之 7:49:56 2

3 塩田 麻美 9:40:49
3

225 東 勇樹 8:05:36 3

294 林 絵里 9:56:05
4

44 酢谷 耕太 8:48:31 4

120 片村 めぐみ 10:16:49
5

134 菊地 大作 8:49:41 5

290 西村 理恵 10:27:09
■出走人数286名、完走者数210名(完走率73%)

【第4回会津磐梯山ウルトラマラソン65kmの部リザルト】
男子 女子
総合順位 レース
No
氏名 総合記録 総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

1001 渡邊 晋史 4:22:40 1

1127 山田 博美 6:44:34
2

1002 柳田 尚皓 5:08:13 2

1003 小島 綾子 7:12:18
3

1004 大寺 真史 5:24:16 3

1116 田上 愛莉 7:42:33
4

1060 竹下 大輔 5:33:30 4

1005 根本 理恵 7:49:30
5

1065 中村 春彦 5:36:01 5

1104 石川 園惠 8:26:03
■出走人数114名、完走者数94名(完走率82%)

【第4回会津磐梯山ウルトラマラソン44kmの部リザルト】
男子 女子
総合順位 レース
No
氏名 総合記録 総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

2011 荒川 了紀 3:10:27 1

2101 鈴木 瑠美 4:04:17
2

2056 手嶋 真紀 3:17:04 2

2090 松本 水月 4:23:03
3

2064 早川 康平 3:21:22 3

2105 堀内 洋子 5:28:50
4

2001 芝野 達哉 3:30:46 4

2097 伊藤 純子 5:52:22
5

2032 齋藤 聡 3:34:02 5

2087 佐藤 伽那美 5:57:36
■出走人数91名、完走者数83名(完走率91%)

【第4回会津磐梯山ウルトラマラソン 100kmエキデンの部リザルト】
総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

3001 出会いに感謝 feat.ニキ 6:33:22
2

3004 Runべ 7:57:06
3

3002 レーレー 10:19:45
4

3003 我が軍 11:03:29
5

3005 全力チャレンジ 11:27:12
■出走5チーム、完走5チーム(完走率100%)

【猪苗代キッズトレイルランレース 1km 1・2年生の部リザルト】
男子 女子
総合順位 レース
No
氏名 総合記録 総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

5 佐々木 颯 0:05:29 1

18 六角 みのり 0:05:20
2

14 板橋 穂空 0:05:36 2

17 南波 桜杏 0:05:43
3

8 小椋 貫路 0:05:56 3

19 六角 智穂 0:05:58
4

6 佐々木 葵斗 0:05:58 4

3 久米 菜巴 0:06:16
5

4 原 伊織 0:05:59 5

9 小檜山 菫 0:06:23
■出走人数19名、完走者数19名(完走率100%)

【猪苗代キッズトレイルランレース 1km 3・4年生の部リザルト】
男子 女子
総合順位 レース
No
氏名 総合記録 総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

45 眞舩 優孝 0:04:32 1

43 南波 莉緒 0:05:22
2

40 小檜山 大志 0:04:34 2

38 君島 葉 0:05:22
3

39 佐々木 翼 0:04:54 3

44 鈴木 愛望 0:05:23
4

41 大利 駿太 0:05:04 4

35 土屋 理桜 0:05:37
5

34 渡部 珠 0:05:09 5

36 板橋 由季乃 0:05:40
■出走人数15名、完走者数15名(完走率100%)

【猪苗代キッズトレイルランレース 2km 5・6年生の部リザルト】
男子 女子
総合順位 レース
No
氏名 総合記録 総合順位 レース
No
氏名 総合記録
1

53 神田 千尋 0:09:47 1

55 六角 優那 0:10:48
2

57 紺野 佑 0:09:53 2

54 成田 桃 0:15:35
3

52 佐藤 伶音 0:10:07        
4

58 谷 結希矢 0:12:56        
5

51 原 庵司 0:14:56        
■出走人数7名、完走者数7名(完走率100%)

キッズトレイルランレース 5・6年生の部


キッズトレイルランレース 3・4年生の部


キッズトレイルランレース 1・2年生の部


じゃんけん大会


100km・65km・44km部門


Photographer Akihiko Harimoto